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県立6中等の仲間と、自分の生き方や世界について学びました!

 昨年度より、県立の村上、燕、佐渡、津南、柏崎翔洋、直江津の6つの中高一貫校が同時に一つの授業を受けたり生徒同士で意見交換をしたりといった遠隔教育に取り組んでいます。今年度もこれまでに2年生、5年生、6年生が参加しました。そして、11月12日(火)に本校を配信校として、1年生が「進路講演会」の配信と「生徒の意見交流会」を行いました。

 進路講演会は、「生き方」や「自分のできるボランティア」といった内容で羽尾博嗣様(春日山町で歯科医としてご活躍)のご講演でした。前半はご自身の経験を中心にお話をされ、後半はフィリピンにおいての医療ボランティア参加のお話を聞かせていただきました。「仕事(目的)」と「職業(手段)」の違いから、日本とは生活環境が大きく異なるフィリピンでのこと、そして「今私たちにできること」とは?といった内容にいたるまで、本当に深い内容のご講演でした。羽尾先生の明るく魅力的な人柄と、12,13歳の生徒に響く内容で、生徒は目を輝かせながら(笑いもあり!)、素晴らしいご講演に引き込まれていました。

 講演会後には、「今、世界や各地域で課題となっていること」について、6校の生徒が事前に調べておいた内容を発表したり質問をしたりしました。今回は「貧困」「クリーンエネルギー」「リサイクル」「平和」「気候変動」の5つのテーマに分かれて意見交換を行いました。聴き取りやすい大きな声で話すだけでなくスライドを用意する学校もあり、今回の遠隔授業への並々ならぬ意気込みを感じました。自分が発表する順番が近づくにつれて緊張感が高まっていきましたが、いざ発表が始まると皆が立派にマイクを通して県内の仲間に自分が調べた内容を伝えていました。そして、他校の生徒の発表に積極的に質問をする18期生の姿は頼もしく見えました。

 1年生にとっては初の遠隔授業でしたが、今後も「同じ中等の仲間」とこのような交流が行われ、「自らを発信し、仲間を受け入れる機会」をたくさん経験していけることでしょう。


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